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Imagine-Toi

久々に手のひらが痒くなるほど拍手をした。心が浮き立つほど大満足の舞台を観た後というのはなんと気持ちが良いものか。
その後寄ったワインバーのテラスでプロヴァンス地方の赤ワイン(これまた格別おいしかった!)を飲みながら「はぁまた恋しちゃったなぁ~」といったら友達Cちゃん「ふふふこれでしばらくウキウキ過ごせるね♪」と。ははは。そうそう、想像力使って生きて行くにはこのウキウキ感がとっても大事(笑)
今日観てきたのはJulien Cottereauのマイム劇「imagine-toi(想像して)」。舞台上はジュリアン一人。彼の体の動き、手足の仕草、視線、表情でさまざまな情景が広がっていき、観客の想像力をどんどんと描きたててくれる。今まで観たマイム劇と異なることは効果音も自身の声で表現しながらしているところだろうか。一体どうやってあんな音だすんだろうか?って思うほど豊かな表現力!そして、なんて絶妙な間の取り方!!!観客の心をすっかりつかみ、表情一つで笑いを誘う。これぞプロの仕事。安心して笑えるのって、観ていてとても気持ちがいい。
それから観客を巻き込んで笑いを作り上げていく過程もなかなか面白かった。でも素人を舞台に巻き込む難しさ。。。こればかりはホント危険。キャッチボールのシーンで選ばれ舞台に上がった少年は素晴らしく、やり取りの間にも観客から絶賛の拍手が贈られた。少年には本当にジュリアンの作ったゴムのボールが見えていたのだろう。でも後のシーンで選ばれた大人は変に笑わせようとして余計なことをするからかえってシラケちゃったり。。。ジュリアンが生み出す想像の世界を活かせない。これはちょっと残念なことでもあったけど、でもそんなことはちっぽけなことに思えるほど、ジュリアンの温かいフォローやそれを支える技術は素晴らしく、エンターテイナーとしての懐の広さを十分味あわせてくれ大満足。
観劇後、今回チケットを用意してくれたこの劇場で働く知人に観れた嬉しさを伝えに駆け寄ると、「今日はジュリアンいまひとつだったよ。お客さんが上手くのらなかったからね。。。いつもはもっと動きがいいんだよ。」と。えーーーーこれでイマイチって普段どれだけ面白いの!?もう一度観たいなぁ☆

パリの皆さん4月末までですよ!急いで!!(金・土・日のみ上演)
詳しくは→劇場案内
(右側にあるphoto、'par Kidam'の中にもいい写真いろいろありました。)
ここでは一部映像が見れます→juliencottereau_myspace

CIRQUE DU SOLEILの「SALTIMBANCO」 でもクラウン“Eddy”として活躍したジュリアン。クラウン、マイム、ダンスと多肢に渡って活躍していますが、映像も作っているようです。うーん。何だか気になるぞ。また何か他の作品を観れる機会をこっそり待ちたいと思います。
by nishimaggiefr | 2009-04-13 09:42 | cinéma/théâtre

Labo1113 仙台↔フランス。 まさか再びこの国に暮らすことになるとは。。。人生何が起こるかわからない!花やアートやいろいろ好きなこと、日ごろのよもやま話あれやこれ。


by nishimaggiefr