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気になってしょうがない。。。

その昔、ずーーーと昔。10年位前か?それかもっと前かもしれない。
衛星放送で「華麗なる世界のフラワーアーティスト」(多分そんな感じのタイトルだったと思う)、という番組を見たことがあった。3夜に亘り、3人のアーティストが紹介され、一夜目は見逃し、2夜目にベルギーかオランダのアーティストが紹介され、3夜目にフランスのアーティストが紹介された。で、その2日目のアーテイストの名が知りたくて、時を見てはネットでいろいろ検索してみるのだけど、それらしきものがヒットしない。どなたか知ってる方いないかしら?

その気になるアーティストの作品は、ザルツブルグの音楽堂での「モーツアルト生誕記念コンサート」の為の装花で、カスミソウで作った「巨大な雫」を、荘厳な音楽堂の天井から左右に何本も吊り下げたもの。カスミソウに対するもじゃもじゃしたイメージを覆すような、エレガントで品のあるすばらしい作品で、未だにそれを見たときの衝撃が忘れられない。
あれは誰だったんだろう?
ベルギーのフラワーアーティストで検索して出てくるのはダニエル・オスト氏ばかり。でも、当時すでに梅若能楽堂で彼のデモンストレーションを見ていたから、もし彼だったら私はすぐに記憶にとどめただろうし。。。でもベルギー人かどうかも定かではない。その人の姿といえば、土の仕事をきちんと知っている花職人といった、とても素朴な風貌だった。もちろん男性。

あ、そうそうそういえば、話は飛躍するけど、いつも帰宅途中に寄るアート系が豊富な本屋で、オスト氏の写真集を見つけた。花の建築家の異名を持つ彼の作品を久しぶりに見て、やっぱり圧倒され、血が騒いだ。今お世話になっているステファンのノエルのデコレーションを見ても思うのだけど、その誰や彼やに簡単に真似できるものではない、花屋のイメージを超えたダイナミックな仕事ぶりは、まさに空間を演出し、独特の世界を創り上げる演劇空間ととても類似している。。。最近観た演劇やダンスを振り返りながら、そんなことを考えていたら、芝居の演出をしたり、衣装デザイン、プロデュースをしている、実の姉ではないけれど、長年姉と慕っている友人からの久々のメールの中で、いつかマギーの花で舞台を創りたいねとの一文が。これはあくまでも夢のまた夢の話で何の現実味もなく、彼女自身メールの中で「ものすごい直感なので、ゆるく聞いてね)」と括弧書きしている程度の話(笑)だけど、それでもなんとなく、これはいつかしたいことの一つとして新たな目標が持てた。
そして、最近のモジャモジャしていた気持ちに空気穴が一つあいた。

で、話は戻りますが、先に書いた音楽堂を飾ったフルーリストのこと心当たりある方いらしたら是非ご連絡ください。気になって仕方がないんです。。。
by nishimaggiefr | 2008-11-26 19:18 | les fleursお花にまつわる話

Labo1113 仙台↔フランス。 まさか再びこの国に暮らすことになるとは。。。人生何が起こるかわからない!花やアートやいろいろ好きなこと、日ごろのよもやま話あれやこれ。


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