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la petite couronne de fleur

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カテゴリ:cinema/theatre( 17 )

たまには映画の話でも

いやぁ。ホント観れて良かった(^^)
久々に知的好奇心と美術に触れたい欲求が存分に満たされた3時間でした♪

ロンドンのトラファルガー広場に位置する世界最高峰の美術館「ナショナル・ギャラリー」

圧倒的な名画の数々を所蔵する美術館を運営する専門家たちが、これほどまでに「より良い美術館・来館者にとってより魅力的な美術館」である為に、また人々の「知的好奇心の探求・趣味・教育・文化の継承」等、それぞれの目的にどのように対応していくか、多方面から・試行錯誤し続け、発信し続けている姿勢など、裏舞台までしっかりと見せてくれるドキュメンタリーで、改めてなんと偉大な美術館なんだ!と、時間を忘れて堪能しました。

ギャラリートークはそれぞれ個性豊かな専門家たちが、画家の逸話、技法、絵画の歴史的背景、文化的側面、文学的なアプローチなどから、一般人にも理解しやすく説明していて、参加者も興味深々な面持ち。

またこれらの収集は「奴隷貿易」の歴史とも深く関わっていることや他所から奪ってきたものもあることを忘れてはいけないと、子供たちに話すシーンも、自国の歴史と向き合う姿勢が潔く、とても印象的でした。

そして壮大なレオナルド・ダ・ヴィンチ展の際にはキュレーターが「これほど多くの作品が集まることによって、作品同士が対話し始め、日々新たな発見がある!」と好奇心に目をキラキラと輝かせながら、インタビューに答えていたシーンも、世界トップレベルの修復専門家のプライドをかけた技巧の数々・説明シーンも、冒険的でロマンチックでワクワクとしてきます。

来館者のまなざしや模写をしている人々、開館前に掃除をしている人、生花を活けている人、監視係、企画担当、設置~照明についても、そして壁・床の張り替えetc、、、細部に至るまで観るものすべてが面白かったです。

展示室の責任者かな?「僕の留守中にいったい何があったんだ?」から始まるシーン。絵画の設置場所を変えたスタッフと問答しているところで、若いインターンのような女性が「でもこの作品がここにあることで、この館に入って暗い洞窟の先に光を見る様な印象でとても良いと思う」と、いうようなことを言って場を和ませるところも、さすが(^^)

ラストの英国ロイヤルバレエ団との華麗なコラボレーションはため息の出るような幻想的なシーンで、もう、圧巻。贅沢極まりない、至福のひと時でした。

仙台ではチネラビ―タで4月10日(金)まで?上映中です。
明日までですね。。。興味のある方は是非!これはおすすめです♪


監督フレデリック・ワイズマンの「パリ・オペラ座のすべて」も近日公開ということで、こちらも楽しみです♪

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『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』

予告編☞ youtube
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by nishimaggiefr | 2015-04-09 11:07 | cinema/theatre | Trackback | Comments(0)

powers of ten

Charles & Ray Eames


















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by nishimaggiefr | 2013-01-06 12:57 | cinema/theatre | Trackback | Comments(0)

『180° SOUTH』&『レイチェル・カーソンの感性の森』

『「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないのです。』―レイチェル・カーソン。

世界で初めて化学物質の危険性を告発し、メディアや化学産業の批判にさらされながらも戦い続けた映画『レイチェル・カーソンの感性の森』

そして "patagonia"と"The North Face"の創業者の伝説の旅を追ったネイチャードキュメンタリー『180°SOUTH』。


新年早々ずっと気になっていた映画を観れるなんて☆うれしいな。

2012年1月7日(土) エルパーク仙台  スタジオホール
詳しくはこちら☛
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by nishimaggiefr | 2012-01-01 19:52 | cinema/theatre | Trackback | Comments(4)

10-Box夏の学校

10-Box夏の学校との出会いはどこから話したらいいかな?。。。仙台の演劇シーンに馴染みのない方には10-Boxとは?からお伝えしたほうが良いかしら?

一言でいうならば「劇都仙台事業の拠点として演劇祭やワークショップを行う、仙台の演劇芸術の発信と交流の場」(10-Box HPより抜粋)
オープン当初から「演劇を創る上で理想的な空間」として全国の演劇人から注目され、いつも面白くて魅力的な活動をしているところなのです。

2006年の夏、私は丁度ヴィザの切り替えで帰国していたので前々から興味のあった10-BOX国際演劇学校に参加し、「身体の動きを自覚し、分析すること、空間の関係を認識し、自由で敏感になること、そのために必要な研究」という創造的刺激を受けたのです。

そして、今回はこうしたご縁から「10-Box夏の学校」プログラムの一つ創作実験アトリエに助言者として参加することになりました。

これは「いたみ×ひかり」をテーマに創られる15分程のパフォーマンスを、表現する人と観客(助言をする人)が共に長期間その作品に向き合って練り上げていくという、とても継続的な実験なのです。

「その作品を批評するのではなく、感じたことを伝え、作品の変化をみる助言者」

昨晩は表現者5組のコンセプト発表を聞き、5名の助言者を交えてお話をしました。
演劇、ダンス、詩の朗読、映像、パフォーマンスと、それぞれ全く違ったアプローチでテーマに取り組んでいて、とても面白かったです。

演劇的な構成、アプローチの方向などについては10-Boxの工房長(ご自身も美術家)の八巻さんと舞台芸術家のヤコキムラさんがきっちりがっちりとアドバイスされるので、聞いていて私もとても勉強になります。
私以外の助言者はTrunkのアシスタント・マネジャーであり建築&デザインが専門の松井さんと中本誠司現代美術館館長今野さん。(これは余談ですが、私は昔、学生の頃中本誠司現代美術館の建築がとても好きで、そこを訪れては、まだ見ぬアンダルシアの風を感じていた所なのです。なので、今回こうして館長さんとお会いできとても光栄です)

松井さんはデザイン&建築という視点、今野さんはアートという視点からの助言がとても興味深かったです。
私は、一観客として質問をし、感想を述べさせてもらいました。質問をすることで表現者がもう一歩その部分に踏み込んで考えるきっかけになってくれたらいいと思うのですが、「その作品をより良くするために必要な助言」とは、なかなか大変なことですね…。

うーん。ほんとうに日々いろいろ勉強になります!

次回の作品発表の後、8月29日(月)18:00~は一般公開です。
「何かが起こる実験現場」を体感しにいらっしゃいませんか?

場所はせんだいメディアテーク1Fオープンスクエア

良かったら是非。
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by nishimaggiefr | 2011-08-16 11:28 | cinema/theatre | Trackback | Comments(0)

ハーブ&ドロシー

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元郵便局員のハーブと図書館司書だったドロシー。

マンハッタンの1LDKの二人のアパートには1960年代からこつこつ集め始めたミニマル、コンセプチュアリズムを中心とした現代アートのコレクションが4000点以上。40年に及ぶ収集でとうとう二人の小さな住処は「楊枝一本の隙間もない」ほどに。。。

いくつかの作品を売れば二人の生活はどんなに豊かになっただろうと周りの人々がやきもきするほど、二人は徹底的に慎ましい生活を送り、居心地のよい家に住むことも、大きなソファーを買うこともなく、彼らの情熱と愛はただひたすらにアート作品の収集だけに傾けられる。

NY中のギャラリーを見て廻る二人のアートに対する情熱と好奇心、作家たちとの交流、作品に対する純粋な愛情、気に入った作品、作家にとことんのめり込みその創作過程までも吸収しようとするほどの徹底ぶり。貪欲なまでに集めた作品の数々。。。


多くの美術館やコレクターからの申し出を断り続けていたにも関わらず、彼らのコレクションをナショナルギャラリーへ寄贈することを承諾した理由~

 ・ナショナルギャラリーは作品を売却することなく永久保存するため。
 ・市民がいつでも無料で鑑賞できるため。

そう、とにかく二人の情熱の根源が「その作品が好きだから」「その作品を守りたい」という純粋な気持ちに尽きる。

アートバブルもその後の崩壊も全く関係なかったわ」というドロシー、そう、だってお金儲けのために購入した作品なんて一つもないのだから。

そしてナショナルギャラリーに作品たちを寄贈したことについて「子供たちを大学に送り出した気分だよ」と微笑むハーブの表情は誇りに満ち溢れ輝いていた。

二人の膨大なコレクションはナショナルギャラリーにさえも収まりきらず1000点のみの寄贈となり、残りの作品についてはアメリカ史上でも最大規模のアート寄贈プロジェクト『ハーバート&ドロシー・ヴォーゲル・コレクション 50 × 50』として全米50州の美術館に50点ずつ、合計2500点寄贈することに。
(想像できますか?その膨大なコレクションがなんと彼らの1LDKの部屋に収納されていたなんて!驚愕!!!)


そしてね、ラストもいいんです!
探究心と好奇心。若さの秘訣、これに勝るものはないかもしれませんね。

「ハーブ&ドロシー」はとにかく「お金儲けのためではなく、ただひたすら二人三脚で好きなモノを集めてきた」ふたりの姿を通して、自分の目で、本質を見極めて、ほんとうによいものを選ぶこと“ほんとうに豊かな人生”の在り方を浮き彫りにする夫婦愛のドキュメンタリー映画なのです。

観れて良かった…


監督佐々木芽生
ハーブ&ドロシー公式HP

残念ながら仙台での上映は1月28日で終了してしまったようですが、是非機会を見つけてご覧ください!
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by nishimaggiefr | 2011-01-29 02:26 | cinema/theatre | Trackback | Comments(2)

アトゥイオセロいよいよ23日(木)からです

午前1:30を過ぎたところ。。。
ようやく私の宿題だった衣装が仕上がりました。
目が、しょぼしょぼとほほほほ…(笑)

さて会場となるエルパークギャラリーホールでは20日からスタッフ&役者一同で仕込み開始。
先程衣装の一部を届けに行ってみれば、今晩は舞台美術の庄子さん、大道具の親方千葉さん、照明太郎さんとスタッフの皆さんも来てました。

みんなが集まって仕込みを進めるこの時。「わーーー。始まる始まる!!」とわくわくしてきます。

音楽・音響の職人、明りの職人、大道具の職人、舞台美術の職人、受付の職人…この劇団は裏方がすごい職人の集まりなんです。
そして役者のみんながとても魅力的なので応援したくなるのです。

余談ですがこちらの照明職人太郎さん、シェイクスピア・カンパニーは2000年のマクベス公演からお世話になっているのですが、なんと去年のハナレグミのライブでも照明担当してたんですって!!!ハナレグミとお仕事出来るなんて!うらやましぃ~


ちょっと面白そう??と思われた方はどうぞ遊びにいらしてくださいね。
悲劇なので、ハンカチを忘れずに。。。(?)

私も23日からはお手伝いに行く予定です。
見かけたら気軽にお声掛けください。
会場でお会いできること楽しみにしております。


ちなみにチケットは25日昼、26日は前売り券は完売となりましたが、その他はまた少しお席があります。
こちらをどうぞご参照ください。→チケット
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by nishimaggiefr | 2010-12-22 02:15 | cinema/theatre | Trackback | Comments(0)

アトゥイ オセロ

衣装制作をお手伝いしている劇団シェイクスピア・カンパニーの仙台公演の日がどんどんと迫ってきています。
先週末は稽古場にミシンを持ち込み、片隅でもくもくカタカタと作業を進めました。
メンバーのサイズに合わせてズボン6本を仕上げ、取れたボタンを縫い付けて、細かい装飾を作り。。。まだまだ微調整がいろいろ残っていますが、このギリギリ感。結構好きなんです。祭り好きですから。(笑)

ハルコさんも愛し写真を撮り続けてくれた劇団、面白いです!
是非お誘い合わせの上ご来場くださいね。

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仙台公演:12月23日(木)~26日(日) 全5回公演
エル・パーク仙台 ギャラリーホールにて

詳しくはシェイクスピア・カンパニーHPをご覧ください→
チケットについてはこちら→→
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by nishimaggiefr | 2010-12-14 09:47 | cinema/theatre | Trackback | Comments(0)

そういえば、好きな映画の一つ…

ベント・ハーメル監督の「キッチンストーリー」
(2002年/スウェーデン、ノルウェー合作)
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なんか急にまた観たくなってきた!
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by nishimaggiefr | 2010-10-17 20:58 | cinema/theatre | Trackback | Comments(2)

The Tobacco Factory

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2年前にJが『Hamlet』を演じたBristolの劇場。(客席は200程。内部は見れなかった。残念)
今でも当時のポスターが!あぁ観たかった!!!
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劇場をサポートしている人たちの署名。テートモダンも同じように壁に署名があるけど、かっこいい!
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会場前の空間。明るくていい雰囲気。

Tobaccoから歩いて2分のところに最近できた新しい劇場は客席は100程。小さいけれどすごくいい雰囲気☆
バーもとても明るくてかわいい♪軽食もできるらしく、奥のキッチンではきちんとおいしい軽食・・・ちゃんとした野菜をつかったサンドイッチとか作っているそう。
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ちょこっと、ちょこっと、とかわいいもの達が♪
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空間をみれば、そこがどんな姿勢で仕事をしているか、なんとなく感じるもの。
いつかここで何か観たいな。と思える、そんな劇場でした。
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by nishimaggiefr | 2010-05-28 00:02 | cinema/theatre | Trackback | Comments(2)

The Devil Inside Him

今回の友人の仕事はウェールズのナショナルシアターでのこの作品。
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John Osborneが代表作『Look Back in Anger』を書く前、19才の時に書いた作品だが、最近見つかった為に劇場では初の公演。
内容は1950年代のとても保守的で信仰心厚い厳格な父の下、抑圧されて育った息子の心の葛藤の物語。
丁度一昨年の冬にNYで観たArthur Millerの『All My Sons』 (1947)の父親像に通じるものがあり、とても興味深い作品だった。
しかも主人公の少年を演じた俳優がこれもまた思春期の葛藤を描いた話題作『spring awakening』(2007年にトニー賞8部門受賞したミュージカル。去年は日本でも劇団四季が上演)のロンドン公演で、やはり繊細な少年を演じていたイワンくん!(しかも彼自身とてもチャーミングでかっこいい♪)
あぁ、これはNYで一緒に観たけいてぃやひゅうこさんに話したらどれだけ彼女達は喜ぶかしら。

役者の演技力はもちろん素晴らしく魅力的。キャラクターに応じてウェールズやスコットランドのアクセントが使われて、ところどころ意味は分からずとも英語の音を楽しめた。もちろん演出も美術も!
時々チクタクチクタクと響いてくる柱時計の鈍く不気味な音、窓の外に降る雨の様子(蛇足だけどこの雨は照明の都合上水と牛乳が入ってたんですって!舞台ではよくあるのかしら?)、風に揺らぐ木の影、そして不協和音の生み出すイメージなど、細部に渡る全てがその作品の世界観を効果的に作り上げ、まとまっていたのでとても見ごたえのある舞台だった。

舞台が終わってから、ステージドアで待っていたら友達が迎えに来てくれて、バックステージへ。
それから演出家のエレンさんと役者の皆さんとシャンパンで乾杯☆
いい舞台の後って、ほんとみんな言い顔してる!
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by nishimaggiefr | 2010-05-27 23:09 | cinema/theatre | Trackback | Comments(2)